市民公開講座「スター・ウォッチング」第2弾 参加学生による開催報告

2019年1月5日(土)に、本プログラムでは市民公開講座「スター・ウォッチングー東大で冬の夜空を楽しもう!」を開催しました。この講座の実施に関わった学生による開催報告をご紹介します。

「スター・ウォッチング」第2弾 イベント開催報告

2019年1月5日(土)に、東京大学駒場キャンパスにて、市民公開講座「スター・ウォッチング ―東大で冬の夜空を楽しもう!」が開催されました。当日は天気に恵まれ、講座の後半には実際に16号館屋上での星空観望を行うことが出来ました。

第1部では東京大学・生産技術研究所の川越至桜先生から、秋冬の星座や今回の観望会での見所、観望のポイントについての講義をしていただきました。今の季節は日没後すぐの時間帯は「秋の四辺形」をはじめとした秋の星座が目立ち、真夜中に近づくにつれて冬の星座がメインとなります。星空観望を行う準備として、星座早見板や防寒具のお話もありました。特に、今の季節の屋外での観望は寒さとの戦いになります。また、望遠鏡には大きく分けて屈折望遠鏡と反射望遠鏡の2種類の望遠鏡があり、その仕組みや見分け方についての講義もありました。

第2部では屋上にあがり、実際に夜空を見上げての星空観望を行いました。第1部の講義で登場した星座について、自然科学研究機構・アストロバイオロジーセンターの日下部展彦先生に解説をしていただきました。Wの形をしているカシオペア座を見つけ、そこから北極星を見つけることで、北の方角を知ることができます。反対側の南の空には火星が明るく輝き、秋の四辺形が観察されました。さらに、東の空にはオリオン座をはじめとする冬の星座を見ることができ、屈折望遠鏡を用いてプレアデス星団やオリオン大星雲の観察を行いました。実際に自分の望遠鏡を持参して星空を楽しむ方もいました。

屋上のドーム内には研究用の望遠鏡とともに反射望遠鏡が設置されています。普段は駒場キャンパスの学生でもほとんど入ることの出来ない場所で、川越先生の解説のもと、反射望遠鏡を使用した火星の観察を行いました。火星のような惑星と、アルデバランのような恒星とは瞬き方が異なって見えます。火星は恒星に比べて近く、(望遠鏡では)ある程度面積を持って見えます。そのため、空気のゆらぎの影響が少なく、あまり瞬いて見えません。一方で、アルデバランのような恒星は地球のはるか遠くにあり、「点」に見えるため、空気のゆらぎによってよりキラキラと瞬いて見えるという特徴があります。

駒場キャンパスは渋谷に程近く、今回観望会が開催された16号館の屋上から周囲を見渡すと、北の新宿の高層ビル群をはじめとする、キラキラとした夜景があたり一面に広がっています。でも空を見上げ、10秒間目をつむって暗闇に目を慣らすと、夜空に輝く星の存在を知ることが出来ます。私は今回の星空観望会に参加し、東京都心でこれだけ多くの星が見られるのかと驚きました。冬の星座は明るい星が多いため、これからの季節は特に星空観望を楽しめるのではないでしょうか。

 

東京大学 総合文化研究科 広域科学専攻 修士課程1年
科学技術インタープリター養成プログラム14期生
佐野 美桜

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