市民公開講座 「スキマ植物・ウォッチング」 開催のお知らせ
市民公開講座「スキマ植物・ウォッチング」
アスファルトから顔をのぞかせる、力強い草花たち。皆さんは、「スキマ植物」をご存じですか? 本当は、身近にあるはずのスキマ植物ですが、私たちは日々見過ごしているだけかもしれません。塚谷裕一先生(東京大学大学院・教授)を講師にお迎えし、スキマ植物を楽しむ極意を手に入れましょう。
<開催概要>
1. 講義
スキマの植物は文字通り、アスファルトやコンクリート、ブロックやレンガのスキマなどに生える植物たちのことである。古い記憶をお持ちの方は、一時、ド根性大根というのが流行ったことを覚えておられるかもしれない。あの「ド根性」という言葉は誤解を招く表現だった。というのも、実際に街中で、あるいは野山で植物を見てみればすぐわかるように、植物という生き物はむしろ、スキマを好んで活用する生き物だからだ。なぜ植物はそういうスキマを好むのだろう。まずはその理由を解説する。
参考:塚谷裕一『スキマの植物図鑑』(中公カラー新書)、同『スキマの植物の世界』(同)
スキマの植物図鑑|特設ページ|中央公論新社
2. 実践
百聞は一見に如かず。東京都目黒区駒場の市街地で、スキマの植物を探索してみることにしよう。ちょっと気を付けて歩くだけで、多くの種類が見つかるはずだ。どんな種類があるだろうか。日本古来の野生種?帰化植物?あるいは園芸種?一年草?多年草?あるいは木本?スキマの植物が多いエリアと少ないエリアがないだろうか。また、スキマの植物の周りに、ほかの生き物、例えば昆虫などはいないだろうか。スキマの植物の実態と、それを取り巻く生態系を探ってみよう。
日 時: 10月20日(日) 14時〜17時
場 所: 東京大学駒場キャンパス・アドバンストリサーチラボラトリー【地図】
・講義は4階の410会議室で行います。
参加費: 無料
<お申込み>
こちらのフォームからお申込みください。
(このイベントは申込みが必要です)
<注意事項>
・定員は20名程度です。参加希望者が多い場合には、申込みを締切らせていただくことがありますので、ご了承下さい。
・大学構内および大学付近での野外での観察を計画しています。ご参加の際には、虫さされなどの対策を各自お願いいたします。
・荒天の場合は、野外観察の部は室内での講義に変更になります。小雨の場合は、傘や雨具を用いながらの野外観察になります。
<お問い合わせ>
東京大学教養学部附属教養教育高度化機構科学技術インタープリター養成部門
Email: info[at]science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/ ([at]を@に変えてください)
URL: http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/