連載エッセイVol.148を掲載しました

自然災害と地球温暖化鳥居寛之
今年の夏は猛暑であった。そして自然災害が猛威を振るった年でもあった。わが国では相次ぐ台風による大規模な被害が記憶に新しい。
異常気象という言葉が日常になり、数十年に一度の災害が毎年頻発する背景に ...
連載エッセイVol.147を掲載しました

インタープリターとしてのフレディ・マーキュリー藤垣裕子
英国のロック・バンド『クイーン』のヴォーカル、フレディ・マーキュリーは楽曲における優れたインタープリターであった。曲の良さを聞き手に届けるためにどういう歌 ...
連載エッセイVol.146を掲載しました

ScienceとFictionの協奏豊田太郎
講義でも学会・研究会でも、スクリーンに映し出された図や記号を指しながら「このヒトがこう動いて…」と話される教授や講師をよく見かける。顧みると私もそうだ。学生に「この分子の気持ちを考えて…」と ...
連載エッセイVol.145を掲載しました

日曜日に新聞を松田恭幸
海外で新聞を買おうと売店に行ったとき、新聞の厚さに驚いたことがないだろうか。特にアメリカやイギリスの日曜日の新聞の厚さは格別で、日本の新聞の元旦号のようなインパクトがある。イギリスでは日曜日は日刊紙の The T ...
連載エッセイVol.144を掲載しました

映画とダイアローグ孫大輔
映画にはいつも「対話(ダイアローグ)」がある。それは人が「物語る」存在だからである。映画がどれほど高技術・高予算になろうとも、ストーリーの核となり心をゆさぶるのは登場人物(たち)の語り、すなわちダイアローグであ ...
連載エッセイVol.143を掲載しました

科学者は変わるか定松淳
というのは、昨年亡くなった科学史家の吉岡斉さんの著作のタイトルだ。『原子力の社会史』で知られる吉岡さんだが、その若き日の実質的なデビュー作である。
私がこの本を初めて読んだのは、大学院の修士課程の時だ ...