連載エッセイ

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科学と革命岡本拓司

均一的な自然観や科学観が行きわたっている社会では意識されないかもしれないが、科学コミュニケーションの実践の場では、一般的には相手の科学観・自然観に敏感である必要がある。そして、さらに意識の及ばないことではあろうが、語 ...

連載エッセイ

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科学的社会主義岡本拓司「科学的社会主義」の語は、プルードンが『財産について』(1840年)の中で用いているが、自派の指針を指す語にこれを用いたのはエンゲルスで、特に『空想から科学へ』(1880年)の英訳(1892年)では表題にこれが使われた ...

連載エッセイ

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科学技術インタープリターに関わりのないもの岡本拓司

科学技術インタープリターに関わりのないものなど、探すのが難しいというのが趣旨である。

本欄の名称は「インタープリターズ・バイブル」であるが、これは本来は、旧約・新約の聖書の ...

連載エッセイ

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科学とそれ以外の知識岡本拓司

科学コミュニケーションなど、科学を外側から扱う領域(科学史や科学哲学もそうである)でまず取り上げるであろうと期待される問題は、「科学とは何か」というものであろう。ところが、論理実証主義や反証主義を経ても、こ ...

連載エッセイ

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科学論も変化する岡本拓司

20年近く前、クーンの科学論に現れるパラダイムには、或る一定の見方で世界全体をとらえることを強いる(理論負荷性)という点で、カントの認識論の「ア・プリオリ」と同じ機能があるのだが、カントの場合には相対主義を克服 ...

連載エッセイ

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いわゆる「聖断」について岡本 拓司

原子爆弾とポツダム宣言受諾の関わりを調べていたところ、戦争の継続を主張する論理が意外に崩しにくいことに気づいた。1945年8月6日の原子爆弾投下後も、ソ連を介した和平工作は続けられ、8月9日のソ連参戦 ...